Duolingoというサービスで遊びながら中国語を学んだので、HSKという中国語の試験を受けてきました。
HSKの試験は日本で最も受験者の多い中国語の試験だそうで、一級〜六級まで6段階のレベルに分けられた試験です。
(日本で知られている一般的な試験と異なり、一級が一番簡単で、六級が最も難しいものとなっています)

HSKが前面に押しているポイントは中国語の能力に対して中国政府教育部のお墨付きが貰えることだそうですが、正直なところ私が欲しいのはその手のお墨付きではなく、「Duolingoで学んだ内容というのがどの程度の学力レベルのものなのか」という問いへの答えです。

事前にウェブでの簡易的な受験級数判定ができる試験を受けたところ、三級は厳しそうだが二級は行けそうな感じだったので二級の申し込みを行い、今日HSKの試験を受けてきました。

いつ頃から中国語を学び始めたか?

4月ごろからDuolingoで中国語を学び始めました。
それまでの中国語経験はほぼゼロ。台湾や中国への出張経験はありますが、すべて通訳さんがついてくれていたので自分で中国語を使った経験はありません。

受験票が届くのは2週間ぐらい前だった

私はこの手の試験はほとんど受けたことがなく、せいぜいIPAの各種試験を受験した経験があるといった程度なので、これが普通のことなのかはわかりませんが、受験日の2週間前ぐらいに、三つ折りにされた葉書スタイルの受験票が届きました。
自分でやることは住所などの受験情報に変更があれば訂正欄に書き込みをするのと、30mmx40mmの顔写真を貼り付けるというふたつだけ。
あとは当日受験票と顔写真付きの本人確認書類を忘れずに持参するようにすれば問題ないようです。

余談ですが、写真の準備にはピクチャンというスマホで撮ってコンビニプリントするサービスを利用しました。
スマホで撮影した写真をアップロードすると、いわゆる証明写真きのように顔の中心を合わせられるようになっていて、処理が完了するとプリント番号が記載されたメールが届くという仕組みです。

このプリント番号を持ってコンビニのコピー機で印刷すれば、200円とちょっとした印刷待ちの時間で証明写真が手に入ります。
大変便利だったので、今後証明写真が必要になったら積極的に使っていきたいです。

試験の様子

当日は9時半から池袋で試験でした。
受付開始が9時10分だったので、9時ごろを目安に会場に到着。
私が受験した2級はコロナ対策のために3教室に分かれていました。
私の受験した教室は25人ぐらいはいる教室だったので、単純に75人ぐらいが同級の受験だったと推測されます。
(教室内は他の試験と同じく25%ぐらいの人が居なかったので、実際には60人に満たないぐらいの受験生が居たと思います)

試験会場には既に答案用紙が用意されており、受験票のB面に書かれている内容を転記するように指示されました。
答案用紙はA4よりひとまわり小さく、B5よりひとまわり大きい絶妙なサイズの用紙で、問題用紙や解答用紙の持ち帰りは禁止、机の上には受験票と共に顔写真入りの身分証を掲示するように求められていて、他の試験と異なる独特の雰囲気があったように感じました。

Duolingoだけで2級をクリアできるのか?

受験してみた感触としては、リスニングもライティングも難しかったように思います。
(ライティングの方が理解できた感じはあります)
Duolingoには会話を聞き取って回答するタイプの問題がないので、HSKで求められるそのあたりの問題への対応が弱いと思いました。
Duolingoだけでは語彙も圧倒的に不足していると感じましたが、この点は漢字が読めるという日本人の強みがあったので、書取りの試験ではあまり気になりませんでした。
そんなワケで、合否判定が出るのは1ヶ月後なので結果が出しだい追記しようと思いますが、受けてみた感触としてはきちんとHSK向けの勉強をしないとダメそうな感じがしました。

【追記】合否の結果が出ました

結果、ギリギリのラインですが受かっていました。
HSKによると、2級は「中国語を用いた簡単な日常会話を行うことができ、初級中国語優秀レベルに到達している。大学の第二外国語における第一年度履修程度」のスキルとのことなので、Duolingoだけでも使える外国語を学ぶ事が出来たのではないかと思います。
個人的にはとても満足できる結果となりました。

HSK2級合格スクリーンショット