年末にネットワークのない環境に移動する用事があり、その間も仕事のOnCall対応には出られるようにしておきたいという事から、WiFiのレンタルを試してみたのでその感想です。

相場を調べる

わかりやすくレンタルWiFiという言葉を使いましたが、日本国内向けのWiFiルータをレンタルしてくれるサービスを使ってみたという話です。
ただ、何か代表的なサービスがあるわけでもなく、レンタルWiFiという単語が一般に浸透しているようなので、Googleで検索するときのキーワードとしては「レンタルWiFi」というの最適なようです。

言葉についてのエクスキューズはさておき、最初は相場を調べてみることにしました。
この手の価格検索に関して調べると、(国内のサービスでは)価格.comに行きついてしまう所が、本当に2020年代のインターネットなのか?と思ってしまいます。
(長年やっているサービスなのでしょうがないところもあると思いますが、サイトの使い勝手の悪さやページデザインの古臭さ、レスポンスが重たい所等は何とかしてほしいと感じます)

以前、個人でWiMAXを契約して使っていた時は月々4,000円~5,000円かかっていたと思うので、レンタル期間1週間ぐらいであれば、手数料を含めて2,000円ぐらいかなと思って調べてみましたが、値段はだいたい読み通り。

一泊当たり400円ぐらいで借りることができるようです。

機種を選ぶ

いくつか業者があるようでしたが、値段についてはほぼ横並びなので、どこで借りても大きな違いはなさそうです。
(機器をレンタルさせるということなので、各社の差別化は難しいのだろうと想像します)
そういうわけで、選ぶ基準は使いたい機種のWiFiルータがラインナップされているか?という所に絞られます。
条件としては

  • 屋内で使う想定なので、電波の入りが良いものにしたい
  • 1週間程度しか使わない上、基本的にOnCall対応のためのものなので、通信容量は無制限でなくて良い
  • 移動中に使う可能性もあるので、高速移動に弱いものは避けたい

という事を考えた結果、Softbankの4G回線を使って通信できる「FS030W」をチョイスしました。
通信容量については(借りる申し込みをしたのが年末ギリギリだったこともあり)制限なしのモデルはほとんど全て在庫なしだったため、6GBの制限が付いたものにしました。

合計でだいたい1,800円ぐらい、クレジットカード払いができたので、決済は楽でした。

機器が届く

今回借りたところは、シンプルに宅急便で届きました。
梱包されていた箱はそのまま返送用に使えて便利でしたが、宛名伝票に自分の名前を書かないといけないのが面倒くさいなと思いました。
誰に貸して誰から帰ってくるかは業者の方で分かっているはずなので、返送用の伝票も貼り付け済みの状態にしてくれれば良いのにと思いました。

箱の中には充電器と本体、それに次回使用できるクーポンやアンケートがぎっしりと小さいポーチに詰まっていました。
使用に関しても、返送までこのポーチに全部詰めてこのポーチだけ取り廻せば良いのは楽ですが、納品書等の大事な書類も一緒にポーチに入っているのはどうかと思いました。

今回利用した業者は充電済みで手元に届いたので、すぐに電源を入れて使い始めることができたのはとても良いポイントだったと思います。

使う

結局、出先でOnCall対応することはなかったのですが、せっかく借りたからと、ネットワークのない環境や電車での移動で使ってみることにしました。
WiFiルータの使い方は市販のものそのままなので、使い勝手に対するコメントは特にありません。
(個人的には、4G回線だったので電車がトンネルに入ったタイミングでも通信が切れることなく使えたのが良かったです)
容量制限も気にするような内容ではなかったので、通信制限がかかることもなく、快適に使うことができました。

返す

返却も先に書いた着払い伝票に自分の名前を書き込まなくちゃいけないという面倒くささがある点を除けば簡単で、入っていた箱に再梱包してコンビニから送り返すだけでOKでした。
返送伝票の番号がトラッキング可能になった時点で返却とみなすというシステムのおかげもあって、もし延長レンタルする場合も延滞料金が自動的に課されるだけで再決済の必要がないのもよく工夫されていると思いました。

まとめ

そんなわけで、年末に利用したレンタルWiFiの利用に関するメモでした。
会z年は日々行われていると思うので、引っ越しの際など、一時的にネットワークが使えない状況に立たされた時にはまた利用したいと思います。